今月のメッセージ

ローマ教皇フランシスコのメッセージ

       2018年「世界宣教の日」教皇メッセージ
    「若者とともに、すべての人に福音を届けましょう」

親愛なる若者の皆さん
 わたしは、イエスからわたしたちに託された宣教について、皆さんと一緒に考えたいと思います。そして、皆さんに語りかけると同時に、神の子としての冒険を教会の中で生き抜いているすべてのキリスト者にも呼びかけます。
 わたしは、キリストから託された宣教に向けてキリスト者の信仰が開かれたとき、その信仰はいつまでも若々しくあり続けると確信しています。だからこそ、皆さんとの対話を通してすべての人に語りかけているのです。若者を深く愛し、若者のために力を尽くした聖ヨハネ・パウロ二世教皇は、「宣教活動は信仰を活性化する」(回勅『救い主の使命』2参照)と記しました。

 宣教の月であるこの10月にローマで開催される世界代表司教会議(シノドス)は、主イエスが若者の皆さんに、さらには皆さんを通してキリスト教共同体に伝えようとしていることに対する理解を、信仰の光のもとに深める機会となるでしょう。生きることは遣わされること、人は皆、遣わされており、そのために地上に生きています。「引き寄せられ」、「遣わされる」という二つの動きは、わたしたちがとくに若いころ、愛の内的な力として心に感じるものです。この力は未来を約束し、わたしたち自身を前へとつき動かします。いのちがいかに驚きをもたらし、人を引き寄せるかを、若者の皆さんはだれよりも切実に感じています。喜びをもって世界に対するそれぞれの責任を果たすことは大きな挑戦です。

 わたしは若さには光と影が伴うことを十分承知しています。そして、わたし自身の青年期と家族のことを振り返り、よりよい未来をいかに強く望んでいたかを思い起こします。わたしたちが自ら選んでこの世に生きているのではないという事実は、わたしたちに先立ってわたしたちを存在させる働きかけがあることを直感させます。

「わたしはこの地上に派遣されているのです。そのために、わたしはこの世にあるのです」          (教皇フランシスコ使徒的勧告『福音の喜び』273)
わたしたちは皆、このことについて考えるよう招かれています。
                            「世界宣教の日」(10月21日)

フランシスコ教皇

『今月のメッセージ』 2018年10月


  「崔助祭の司祭叙階式に参加して」
 
                 静岡教会主任司祭  和野信彦神父

崔助祭・司祭叙階式

 9月15日(土)11時より、山手教会にて崔源太(ちぇうぉんて)助祭 (通称:げんたくん(笑))の司祭叙階式が行われました。崔新司祭はソウル大司教区の助祭でありましたが、横浜教区に入籍し司教館にて生活をしておりました。助祭として教区入籍をするということは異例のことですが、ソウル教区のご理解のうちに、この日横浜教区司祭として司祭叙階する日がやってきたのです。
 
 叙階式の当日はあいにくの小雨の空模様でしたが、韓国からの司祭、信徒のみなさんも大勢参加してくださり、盛大な叙階式となりました。もちろん、横浜教区で働く司祭団も新しい仲間が生まれる喜びのうちに、祝福のためにほとんどの司祭が集合いたしました。教区神学生も奉仕者として集められ、静岡教会出身の上杉神学生は朗読奉仕者として第一朗読を任され、その落ち着いた声は聖堂内に神聖な雰囲気をもたらしてくれました。 いよいよ受階者が呼び出されると、崔助祭は「はいっ!」と聖堂内に響く大声で応えたので会衆席を埋めた信徒の方々には笑顔が見られ、微笑ましい雰囲気の中で叙階の儀が進められていきました。祭壇に向かう彼を見つめるご両親は穏やかな表情でご子息の叙階の儀を見守っておられたのが印象的でした。
 
 梅村司教様は受階者に向けての説教の中で「司祭職」について語られました。今日までの司祭の姿は第一バチカン公会議(1869-1870)の影響によるものであり、「聖職者中心主義」「小教区至上主義」という環境を生んでしまった。これにより、信徒は主任司祭のお手伝いをする存在となり、受動的かつ従順な姿勢を持つものが「良い信者」であるとされてきてしまった。こうした教会はそれまでの活き活きとした力を失い、信徒の数も減少してしまう現実を味わうことになってしまった、というものでした。
 
 そして梅村司教は、それを乗り越えていくには司祭・信徒・修道者のそれぞれの力を尊重しながら共働していく共同宣教司牧を加速させてていく必要があるとし、「聖職者中心主義の教会」から「交わりとしての教会」を目指さなくてはならないと更なる決意を述べられたのです。それは、自分の小教区だけを見るのではなく地区としての教会を見ること、建物ではなくキリスト者の交わりを第一に考えることなのでしょう。この交わりのうちにわたしたちの意識改革が実現していきます。
 
 崔新司祭とともに梅村司教様の言葉を受けながら、教会とは過去の時代に受けた遺産ではなく、今日を生きるわたしたちの交わりこそが教会の姿であり、それを支えていく司祭が求められていることをあらためて心に刻みました。
 喜ばしい司祭叙階の日、崔新司祭とともにわたしたち司祭団も新たな心でこの司祭職を務めていくことができますように。祈りと交わりのうちに歩んでいきたいと思います。 

神の祝福を願い祭壇前にひれ伏すチェ助祭

梅村司教様と共にミサを捧げる新司祭

韓国から参列したご両親や親族に最初のご聖体を授けます

更新履歴

2018.10.01

教皇メッセージ「若者と共に、すべての人に福音を届けましょう」
和野信彦神父「崔助祭の司祭叙階式に参加して」

2018.05.01

教皇メッセージ「世界召命祈願の日」、和野信彦神父「日曜日に集まるということ」を掲載しました。

2018.05.01

新規公開しました。

カトリック静清地区共同宣教司牧委員会